三行広告と怪しげな店の潜入報告

　夕刊紙の広告を見ていたら「セリ乱交」という見慣れないキャッチを見付けたので、問合せをすると「普通の乱交パーティーと同じですが、最初に参加女性が履いているパンティのオークションをします」と答えた。セリクラのように女性とのＳＥＸ権をオークションにかける乱交ならとんでもない話だが、これなら面白そうだ。
　開催場所は都内のシティホテルで、参加費は３時間半／30,000円。生脱ぎパンティが欲しいなら多めにお金を用意してくれと言うので、5,000円ほど余計に持って行った。
　ホテルのロビーから電話してルームナンバーを聞き、部屋に入って清算を済ませるとバスタオルを渡されて簡単な注意などを受けた。参加者は20代後半から30代前半の人妻風の女性４人と男が５人。すでにバスタオルを腰に巻いて缶ビールを飲みながら世間話をしている男もいた。
　自分もシャワーの順番を待っているとスタッフが「そろそろ集まりだしてきたので、１回目のオークション始めます」と声を上げた。それに合わせてソファーに座っていた女性のひとりがベッドに飛び乗ってクルリと回るとスカートをまくって下着を見せた。
「加奈子さん31歳です。では、1,000円から」
　スタッフの合図で、周りから「1,010円！」「1,050円！」「1,100円！」と値段が小刻みに上がっていったが、数分もすると「2,000円！」と倍になったが、ここからが伸びず2,060円での落札となった。女性は落札者の目の前でパンティを脱いで手渡した。

>>続きを読む