三行広告と怪しげな店の潜入報告

「○日○時　○○湯に家族で行きます」
　とある男が銭湯に行く日時をある方法で予告する。例えばTwitterでもいいだろう。
　そんな書き込みを見た男たちが、その銭湯に集まる。ただそれだけの話。その男は有名人でもなければホモでもない。何かのイベントかと聞かれれば、そうとは言い切れない。
　誰もが何気なくつぶやくように、その男もいつものようにつぶやいただけ。だが、その裏を知る者は多い。

　いつ潰れてもおかしくない普段は閑散とした銭湯。一番風呂目当ての老人たちの後は客ゼロなんて日も多い古き良き昭和を感じさせる遺物のひとつに過ぎないノスタルジックな世界。
　しかし予告日には銭湯とは無縁と思われる客が大挙して訪れる。理由はただひとつ。その男が連れてくる娘たちを鑑賞する為に──。

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「改正児童ポルノ禁止法」成立を受け緊急レポート！

　今月18日、子供のわいせつ写真や動画等の単純所持に罰則を科す「改正児童ポルノ禁止法」が可決成立した。過去に取得した物も罰則対象になる為、処分期間として罰則適用まで１年の猶予を設けた。
　児童ポルノの定義が曖昧な上、家族の成長記録さえも罰則対象になるのではと危惧され、また表現の自由も脅かされるなど様々な問題を含んでいる危険な法律である。

　これは「改正児ポ法」施行後の社会に出現し、今以上に問題化するかもしれない架空話を基にした考察。危険視される改正法に一石を投じる為の未来予想に過ぎない。

　単純所持が違法なら、直視すればいい。

　という考えで、現行法にも改正児ポ法にも抵触しない完全に法の抜け目を突いた新たなビジネススタイルとして登場し、ロリコンたちの好奇な視線に多くの幼女の裸体が連日晒される、そんな日が来るかもしれない。

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