東北を襲った未曾有の事態にも似た出版社が個人ブログから盗作等を繰り返すという前代未聞の異常事態。ブログ上で被害を訴えても止めず、挙句の果てにはそれに対して「名誉毀損だ」などと言い出す始末。ブログを潰そうとまでしてきた。
出版社の悪質化していく陰湿な行為に悩まされ、精神的にも苦しめられ、一時的にレポートが書けない状態にまで陥った。このままブログを閉鎖しようかとも考えたが、泣き寝入りするのは嫌だったので法的手段に出ようという結論に至った。
そんな懊悩する日々の中で出会ったのが彼女だった。確か6月くらいだったと思う。
三行広告を見て20代を売りにした安めのDC店に電話した時に「先月入店したばかりなんですが、がんばり屋さんでオススメの子がいるんですよ」と薦められた子だ。料金は100分/25,000円くらいだったと思う。
30分ほどして部屋に来たのは、20代前半だろうか美人とは言えないが笑うと両頬にエクボが出来て愛嬌を感じた。透き通るような白い肌と胸元まで伸ばしたロングの綺麗な黒髪も印象的だ。
最初は彼女が東北出身だとは全然気付かなかった。イントネーションに少し変な違和感があったが、最近の若者言葉的なものなのかと思って気にしなかったが、プレイが始まってから言葉遣いが一変した。
いつものように肉厚な唇にキスをして、舌を絡め、小振りなおっぱいを揉み、乳首に吸い付き、アソコを舐めて、彼女の口から喘ぎ声が漏れ始めた頃だ。
「あぁん、べっちょこ気持ちよくさなる」と発したかと思えば、「べっちょこグチョグチョになってきちゃうっちゃ」と方言全開で悶え出した。その後はずっと「べっちょ」を連呼しながらイッてしまった。
彼女は方言丸出しなのに気付いていないのか、「今度はちょんちょこさ舐めてける」と言いながら半立ちの愚息にしゃぶりついてきた。方言は時にコスプレに似た興奮があるが、どうも笑っちゃいそうで奮い立ってこない。それでも彼女は懸命に舐め回した。
フルボッキさえすれば挿入出来ると思ったが、結局、笑ってしまって続けられなくなってしまった。
「方言すごいね。どこ出身なの?」
何気なく聞いた一言に「仙台。3月の地震で……」と彼女の口から被災地での悲惨な避難生活が語られた。プライバシーがない避難所と頻繁に発生する余震に耐えられず、新幹線の再開と同時に上京してきたらしい。生きていく為に、そして被災地に残った家族の為に体を売る決心をして。
あまりに悲劇的な話だが、彼女の言葉には悲哀や後悔はなく毅然としていた。
「もともとエッチが好きだったし、いいお客さんが多いから想像以上に嫌ではなかった。逆に楽しいかも」と言う彼女は、高校の時に付き合っていた20歳以上年上の変態彼氏にSEXの度に言わされていた癖で、感じてくると無意識に方言が出てしまうと笑った。
「べっちょとか地元でも大爆笑だよ」
何度も手を叩いてお腹を抱えた。
死と隣り合わせの壮絶な体験をした被災者には見えない彼女の笑顔に励まされる思いだった。彼女に比べれば、毎月何本も盗作されるという辛苦など大したことではない。怒りをぶつける先があり、必ず裁きが下るであろう相手がいるだけマシだと。
この彼女との出会いと法的手段に出ると決めたことで、いつまでもウジウジしていてもしょうがないとレポートの執筆を再開するキッカケになった。そして、今の自分があるのも彼女のおかげだと思っている。
翌月、もう1度彼女を指名して会いに行った。彼女にお礼を言おうと思ったが止めた。今の自分の状況を知ってもらっても意味がないからだ。
部屋に入ってから100分、他愛も無い世間話をした。被災のことには触れず、気丈に振る舞う彼女に合わせて、テレビ番組や東京の観光スポットなんかの話をした。久しぶりに楽しいひと時だった。
こんなブログですが、改めて「東日本大震災」で被災された皆様及び犠牲になられた方々にお舞い、お悔やみ、ご冥福申し上げます。
被災者のことをネタにするのはどうかと悩み、また賛否の意見があると思いますが、震災から1年という節目もあり、敢えてこの機会に掲載することにしました。テレビや雑誌が伝えない被災者の知られざる一面を伝えたいという三行スパイ氏の強い意志でもあります。
彼女のように被災によって体を売る道を選んだ女性はたぶん少なくないと思います。今日呼んだ女性がそうかもしれないし、この前呼んだ女性がそうだったかもしれません。そういう現実もまた、今の日本の現実です。
当ブログでは、半年以上に渡って盗作及び著作権侵害を続けた出版社「
ジーOティー」を告訴するにあたって弁護士費用等のカンパをお願いしています。同時に余剰金に関しては、客足が減ったであろう東北の風俗店を応援する為に現地で遊んで復興支援していこうと考えています。もちろん、潜入した際にはブログでレポートします。どうぞ、カンパのご協力お願い致します→「
カンパのお願い」
(記/岡本信人)
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